おはようございます!
星野です。
「なんで、私ばっかり…」
ふと、そんな言葉が頭に浮かぶことってありませんか?
家族のため、職場の人間関係のため、友達のため…
誰かのことを思って行動しているのに、
気がつけば、心も体もすり減っている。
もしかするとそれ、**「自己犠牲」**が習慣になっているのかもしれません。
まず、自己犠牲って一見すごく「いいこと」に見えるんですよね。
たとえば、誰かのために自分の時間を削ったり、
本当はイヤなのに笑顔で引き受けたり。
そうやって人に尽くすことは、
「優しい人」「気が利く人」「頼れる人」として見られやすい。
だけど、心理学では自己犠牲型の人間関係は、長期的には心を蝕むと言われています。
自己犠牲的な行動の背景には、
**「認められたい」**という気持ちが隠れていることがあります。
「私が我慢すれば、関係がうまくいく」
「迷惑をかけたくない」
「いい人だと思われたい」
こうした思いが、無意識のうちに自分の本音を抑え込んでしまう。
この状態が続くと、
「本当の自分の気持ちが分からない」
「他人の期待ばかりを優先してしまう」
という状態に陥りやすくなります。
これは、**「過剰適応」**とも呼ばれる心理状態です。
ではなぜこうなってしまうのか?
それは幼少期の家庭環境が影響している場合もあります。
たとえば、
・親が厳しく「わがままはダメ」と育てられた
・家庭内で感情を出すことを許されなかった
・親の顔色を見て育った
こうした体験があると、
「自分の欲求は後回しにしなきゃ」
「我慢することで愛される」
という信念(=スキーマ)が形成されることがあります。
大人になっても、この信念が無意識に行動を支配してしまうのです。
我慢は、限界を超えると「怒り」や「虚しさ」になって表れます。
・突然涙が出てくる
・人に優しくできなくなってくる
・ちょっとしたことでイライラする
・「私のことなんて誰もわかってくれない」と感じる
これらは、**「自己否定の蓄積」**によって心がSOSを出しているサインです。
「でも、どうすればやめられるの?」
そう思う方も多いと思います。
僕がクライアントさんによくお伝えするのは、次の3つです。
① 自分の気持ちに“気づく”練習をする
まずは、自分が「イヤだな」と思ったときに、
その気持ちをジャッジせずに認めることから始めてください。
「私は、今、無理してるな」
「本当はこれ、やりたくなかったな」
そうやって、心の声に気づくことが第一歩です。
② 小さな“ノー”を言ってみる
全部を断る必要はありません。
まずは、小さな場面で「今日は無理かも」と言ってみる。
自己犠牲が習慣になっている人にとって、これは大きな挑戦です。
でも、ここから少しずつ**「自分を守る感覚」**が育っていきます。
③ 「役に立つ」以外の価値を見つける
自分の価値を「人の役に立つこと」でしか感じられないと、
どうしても自己犠牲から抜け出せません。
でも、本当のあなたの価値は、
**何かができることじゃなくて、「存在そのもの」**にあります。
あなたが笑っているだけで救われる人がいる。
無理せず、あなたらしくいることで、誰かの希望になることだってあるんです。
自己犠牲をしてしまう人ほど、周りのことをよく見て、
人一倍頑張っている人です。
でも、その優しさを、自分にも向けてあげてください。
「もう我慢しなくていい」
その言葉を、まずは自分にかけてあげてほしいと思います。
また書きます。
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