こんにちは。
星野です。
「なんか最近、人との関係がギクシャクする…」
「前よりイライラしやすくなった気がする」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
もしかしたらそれ、“人間関係の問題”というより、“脳がストレスを感じている状態”かもしれません。
今日は、「脳がストレスを感じていると、人間関係がうまくいかなくなる理由」について、少し深くお話ししてみます。
■ ストレスがかかると、脳は“防御モード”に入る
僕たちの脳は、危険や不安を察知すると「生き延びること」を最優先にします。
このとき働くのが「扁桃体(へんとうたい)」という、感情を司る部分です。
扁桃体が興奮すると、脳は「戦うか逃げるか」のスイッチをオンにする。
つまり、ストレスを感じると、無意識に“攻撃的”になったり、“防衛的”になったりしてしまうんです。
それがどうなるかというと…
* 相手の言葉を悪く受け取ってしまう
* 素直に「ありがとう」「ごめんね」が言えなくなる
* 自分を守るために、相手を責めるような態度になる
つまり、ストレスを感じているときの脳は「つながろう」とするより、「身を守ろう」としてしまう。
これが、人間関係がうまくいかなくなる大きな理由なんです。
■ ストレスが強いと、共感する力が落ちる
実は、脳には「共感脳」とも呼ばれる“前頭前野(ぜんとうぜんや)”という部分があります。
この部分が活性化しているとき、人の気持ちを想像したり、共感したりすることができます。
でも、ストレスで脳が疲れているとき、この前頭前野の働きが鈍くなる。
その結果…
* 相手の立場を思いやれなくなる
* 冷たい言葉を言ってしまう
* 自分のことでいっぱいいっぱいになる
「そんなつもりじゃなかったのに…」と後悔してしまうのは、まさにこういう状態のときです。
■ 自分を取り戻すと、関係も整いはじめる
人間関係の悩みは、「相手をどうにかしなきゃ」と思いがちだけど、
本当に大切なのは「今の自分の脳や心がどんな状態か?」に気づくことなんです。
もし今、「人間関係がうまくいかない」「誰ともわかり合えない」と感じているなら、 少しだけ立ち止まって、自分自身にこう問いかけてみてください。
「最近、ちゃんと休めてる?」
「本音を押し込めてない?」
「ひとりの時間、ちゃんと取れてる?」
人との関係がうまくいかないときって、 実は“人のせい”じゃなく、“心と脳のSOS”が出てるサインかもしれないから。
僕自身も、ストレスを抱えてた時期は、人の言葉にすごく敏感になったり、 すぐにイライラしたりして、「なんで分かってくれないんだ」って相手を責めてました。
でも、実は一番分かってほしかったのは、“自分自身の心の声”だったんですよね。
人間関係を整えるために必要なのは、
「相手を変えること」じゃなく「自分の心を労わること」。
ストレスを感じてる自分を否定せず、少しでも癒してあげることが、
自然と人との関係にも“余裕”を生んでくれます。
大丈夫です。あなたのペースでいい。
まずは、自分の脳と心に「今、どうしたい?」って聞いてあげてください。
また書きます。
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