こんばんは。
星野です。
「ひとりぼっちの夜、なんだか落ち着かなくて眠れない」
「誰とも連絡を取らない日が続くと、不安になってくる」
そんな経験はありませんか?
「ただの寂しさでしょ」と思われがちですが、実はそれ、脳が“危険”を感じて反応しているサインなんです。
人間の脳は、原始時代から進化の過程で「集団で生きる」ことを前提に作られています。
食料の確保、外敵からの防御、寒さへの対処。
どれもひとりでは難しく、仲間と協力することで命を守ってきたのが人類の歴史。
だからこそ、**「孤立=命の危機」**という認識が脳には組み込まれているんです。
では、孤独を感じたとき、脳では何が起きているのでしょうか?
孤独になると、脳はまず**扁桃体(へんとうたい)**という「危険を察知する場所」が活発になります。 この扁桃体は、不安や恐怖を感じたときに働く部分で、孤独を「ストレス」や「脅威」として受け取ります。
すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され、自律神経が乱れたり、眠れなくなったり、体が緊張状態になったり…。 まさに、体全体が「何かおかしいぞ」「身を守らなきゃ」と、警戒モードに入ってしまうのです。
もちろん、ひとりの時間そのものが悪いわけではありません。 大切なのは、“望まない孤独”が続くことです。
「誰かに話を聞いてもらいたいのに、誰もいない」
「寂しいって思ってる自分を否定してしまう」
そんな状態が続くと、脳は“つながりの欠如”を危険信号として受け取り、不安や孤独感がさらに強まってしまうという悪循環が起こります。
もしあなたが今、孤独を感じているなら、それはあなたの弱さではなく、脳がちゃんと生きようとしている証拠です。
だからこそ、自分を責めないでください。
そのうえで、以下のような小さな一歩を大切にしてみてください。
* 信頼できる人に、短いLINEを送る
* SNSで「わかる…」と思える投稿に“いいね”を押す
* 誰かの話を聞きに、カフェやイベントに行ってみる
* 「孤独だな」と思う自分に優しく声をかける
つながりは、「大きな関係性」ではなく、小さな共感の積み重ねから始まります。
私たちは、ときに「ひとりでも大丈夫」「孤独に強くなりたい」と思いがちです。
でも、「つながりたい」と感じること自体が自然で、人間らしいこと。
孤独を感じるとき、あなたの脳は「誰かとつながっていたい」とSOSを出しているだけなんです。
その声にフタをせず、少しずつ誰かと心を通わせる勇気を持てたら、
きっと心はもっと軽くなっていきます。
また書きます。
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