こんばんは。
星野です。
「自分なんてダメだ」
「どうせうまくいかない」
そんなふうに思ってしまう瞬間って、誰にでもありますよね。
ぼく自身も過去に何度もそう感じてきました。挑戦したいのに一歩が出なかったり、人と比べて落ち込んだり…。
頭では「そんなこと考えても仕方ない」ってわかっているのに、心がついてこない。そんな経験、あなたにもあるかもしれません。
では、“自分なんて…”と思ってしまうとき、脳の中では何が起きているのでしょうか?
脳には「扁桃体(へんとうたい)」という、危険や不安をキャッチするセンサーのような場所があります。
この扁桃体が強く反応すると、過去の失敗体験や不安なイメージを呼び起こしてしまいます。
その結果、
• 「また失敗するかもしれない」
• 「嫌われるかもしれない」
• 「自分にはできない」
といった“自分を低く見積もる思考”が浮かんでくるんです。
これは脳が「身を守るため」に働いている防衛反応のひとつ。
つまり、“自分なんて…”という気持ちは、弱さではなく「安全を確保しようとする脳のクセ」なんです。
さらに脳には「デフォルト・モード・ネットワーク」という、ぼんやりしているときに働く神経回路があります。
このネットワークが活発になると、過去や未来のことを考えやすくなり、ネガティブ思考に陥りやすいといわれています。
たとえば、夜寝る前に「あの時あんなこと言わなきゃよかった…」と後悔したり、まだ起きていない未来を心配したりするのも、この回路の影響。
“自分なんて…”という思考も、このネットワークの中で繰り返し強化されてしまうんです。
じゃあ、この脳の仕組みからどう抜け出せばいいのでしょうか?
ぼくがおすすめしたいのは次の3つです。
1. 今の体の感覚に意識を向ける
深呼吸して「息が入ってくる」「胸が膨らむ」と感じるだけで、扁桃体の過剰反応が落ち着きます。
2. 小さな成功を見つける
「今日は洗濯できた」「ちゃんと起きられた」など、小さな行動を言葉にして認める。脳の報酬系が活性化して、自己評価が少しずつ回復します。
3. 人と気持ちを共有する
誰かに「実は不安なんだ」と話すだけでも、安心をつくる神経伝達物質(オキシトシン)が分泌され、孤独感や自己否定感が和らぎます。
“自分なんて…”と思うとき、脳はあなたを守ろうとして必死に働いています。
だからこそ、その思考に振り回される必要はありません。
大切なのは、「これは脳のクセなんだ」と気づき、小さな工夫で思考の流れを変えていくこと。
そうすることで、少しずつ“自分を責めるモード”から、“自分を大切にするモード”へと切り替えていけるんです。
ぼくもまだ完璧ではありませんが、そうやって少しずつ、自分と仲直りできる時間が増えてきました。
あなたも、“自分なんて…”という声に気づいたら、「あ、脳が守ろうとしてるんだな」と受け止めてみてくださいね。
また書きます。
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